「Rubyは死んだ」に反論するなら誰がどんな文脈で死んだと言ったのかはっきりさせてから書いたほうが良い

March 11, 2019

Rubyは死んだというが。流行り廃りに拘らず、便利なものは活用すればいいのにという記事がいいねとコメントを集めています。 しかし「誰が」「どんな文脈で」死んだと言ったのか書かれておらず建設的な議論はできなさそうに思えました(実際コメントも論点がぶれていましたし)。 記事を書く上での前提条件の確認って大事だよね、という記事です。

「Rubyは死んだ」……何処の分野で何故死んだのか?

「Rubyは死んだ」この言葉だけなら「RoRの求人いっぱいあるじゃん」の一言で否定できます。 どう見ても生きています。

筆者が「Rubyは死んだ」に反論したくなったのなら、そこには何かしらの文脈があったはずです。

例えば

(以下は全て例なので正しいかはわかりません)

「非CS系のバックグラウンドを持った若者が初学者として習得する言語としてRubyは死んだ。理由は、RoRの求人が減少傾向にある一方でRoRの熟練者は業界にたくさんおり、将来的に就職難になりやすいからだ」

くらい具体的だったら、建設的な議論ができるでしょう。

ここまで具体的になれば「RoRの求人が減っているというデータが根拠不十分だからRubyは死んでいない」とか「日本では減少傾向にないが、海外では減少傾向が見え、その流れが日本に輸入される可能性があるためRubyは死にそう」などと、議論することができます。

前提を示そう

前提なく「Rubyは死んだ」といったところで、で?という話になります。 それなしでコメントで議論しても水掛け論にしかならないでしょう。

私も前提をかっ飛ばすことが多いので反省しつつ、気をつけます。


Written by aimof
Goプログラマ。PythonやJSなどもちょくちょく触る。最近はGatsbyのカスタマイズが楽しい。 Twitter